10月の短中期マーケットの定量分析

【目次】

  • オリジナル定量分析
    1. 変化日
    2. マーケット構図
    3. 主要市場 回帰分析
    4. 市場分析の判断指針
    5. 注目 経済指標

オリジナル定量分析

変化日

 変化日からマーケット打診的に値動きを想定します。

  • ■11月18日前後、値動きのリズム変化
  • ■12月23日クリスマス相場のシグナルも出ており、お休みの目安になる

※変化日とはオリジナルの定量分析で「マーケットシナリオを再考して、戦略を考え直す日」。

マーケット構図

 2つの目線が上下する構図を予想。2つの目線が上下にあることで今後の市場展開は中立目線で見ています。TLTの調整気配もあり、市場がリスクオン構図になるかのだろうか、重要な局面を迎えています。

  • ■リスクオフ要素:TLT高、ゴールド高、仮想通貨高、円高、原油高
  • ■リスクオン要素:株高、ドル高、他通貨安

主要市場 回帰分析

トレード目線 カウンターライン
(orコアBOX)
価格推移予想BOX
TLT 上昇基調
目線注意
130.00±50 135.00~160.00
ダウ 上昇基調 24400±50 24000~28000
日経平均 BOX基調 コアBOX
19350~22596円
20000~21893円
DAX 下落基調 12479±50 11000~13000
EUR/USD 下落基調 1.1321±50 1.1000~1.1321
USD/JPY 中立目線 コアBOX
106.50±50~108.50±50
104~110
BTC/JPY 上昇基調
目線注意
103万円台±500 78~123万円台
GOLD 上昇基調 1390±50 1350~1600
原油 下落基調 61±1 45.50~66.00

※カウンターライン=投資目線を切り替える水準、損切ラインの参考値

※コアBOX=節目としての価格帯

市場分析の判断指針

 ファンダメンタルとアルゴリズム(自動売買)の分析を比較して、アルゴリズム、数理判断を優勢にします。

 ファンダメンタルの長期投資のマクロ経済目線と株価の歪があり、景気減速懸念の経済指標でありながら、アメリカは株高を推移。経済指標と株価の整合性がとれていないため、アルゴリズム、数理判断を優先します。VWAP、MAをもとに、売買の検討をします。

注目の経済指標

 各国の製造業景況指数に注目です。景気先行性の指標であり、10月1日にはアメリカ製造業景況感指数(ISM)は47.8と約10年ぶりの低水準。経済鈍化のシグナルとして、判断基準50ラインを2か月連続で下回り、ISMの定点観測を強めています。

 中国の10月ISMの数値も分岐点近くの50.2で、今後の景気先行きに注目です。株価とは別に経済活動が本当に活発なのかどうか、を見ていくためにも、各国のISMを注視します。

Author

天空の狐

天空の狐

ALTS investor Media 編集部 IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、ヘンリー・ビジネス・スクール ヘッジファンドプログラム修了。PythonMT4・MT5自動売買&裁量Aiトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発。ヘンリー・ビジネス・スクールヘッジファンド・プログラムのアドバイザーを従事。ブログ「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」、マネーポストWEB執筆中。Twitter:@firmamentfox

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